教授 望月 明

誕生地:名古屋
卒業大学学部:京都大学工学部
職歴:
1980〜1990年3月
 株式会社クラレ勤務
1990年4月〜2004年3月
 テルモ株式会社勤務
2004年4月〜 
 現職(東海大学開発工学部医用生体工学科教授 工学博士)

趣味:
読書、スポーツ以外の体を動かす事、創作料理、引越し?
住居経験都市:名古屋、京都、大津、倉敷、つくば、秦野、横浜、沼津

専門:
機能性高分子、バイオマテリアル等の設計・機能評価と機能発現機構の解明

Mochizuki Lab について

これまで医学の技術革新に高分子材料は大きく貢献してきています。例えばカテーテル等の高機能治療用具を始め、人工腎臓・人工心肺システムといった人工臓器など、挙げればきりがありません。しかし医療現場からは更なる高性能化或いは新デバイスの出現が求められています。医療用高分子材料(バイオマテリアル)においては、その用途から生体適合性を有することが必要不可欠ですが、現状は必ずしも十分な性能を有しているとは言えません。この課題を解決するためには「適合性を向上させる技術」或いは「新材料の設計技術」の確立が必要です。しかし残念ながら、材料の生体適合性の発現メカニズムは、解明されていると言うには程遠い状態で、このメカニズム解明は上述の2つの技術を確立するには不可欠でます。このような背景を基に、当研究室では、材料が持つ水の構造に注目し、生体適合性の発現機構を解明しようと研究を進めています。そしてその成果を反映させることで現行医療用具・人工臓器はもとより再生医療へも適用可能な生体適合性材料の分子設計技術を構築し、世紀の医療に対し貢献する事を目標としています。又、これらの研究遂行、実用化推進に当っては多くの研究機関、産業界との連携が必要と考えています。